舌のできものはイボになっていたり、変色したりすることもあります。また、痛みを伴うものなどいろいろな症状があるので判断が難しく、口内のデリケートな場所だけにどうやって対処していいのか悩みどころです。
この記事では、舌のできものの実体やできる原因、自分でできる治療法などを詳しく解説していきます。また、舌のできものは歯医者さんに併設されている歯科口腔外科での治療が可能です。
歯科口腔外科での治療法や費用についてもここで紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
舌のできものはイボになっていたり、変色したりすることもあります。また、痛みを伴うものなどいろいろな症状があるので判断が難しく、口内のデリケートな場所だけにどうやって対処していいのか悩みどころです。
この記事では、舌のできものの実体やできる原因、自分でできる治療法などを詳しく解説していきます。また、舌のできものは歯医者さんに併設されている歯科口腔外科での治療が可能です。
歯科口腔外科での治療法や費用についてもここで紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
舌のできものには様々な種類がありそれぞれ発生する場所や原因も異なります。この章では、できものの特徴と原因を詳しく解説していきます。
舌にできる口内炎の一種で、触れるとぴりぴりとした灼熱感があり進行すると口内炎のように潰瘍になります。
食事などで患部に接触すると強い痛みを感じるのが特徴です。
舌を噛んでしまった時にできる傷や熱い飲食物でのやけどなどで損傷した舌の粘膜から雑菌が入ることで化膿し炎症を起こします。
慢性的に発生する場合はビタミンB2の欠乏やストレスによる免疫力低下が疑われます。
※ビタミンB2:エネルギーの代謝に関わり、抗皮膚炎の作用があります。欠乏すると口内炎、舌炎、皮膚炎の原因になります。
外傷性血腫(がいしょうせいけっしゅ)とも呼ばれ、米粒大から小豆大の赤黒い血の塊が舌に発生します。ほとんどの場合患部に触れても痛みはありませんが、血豆が潰れたあとに傷口から雑菌が入ると炎症を起こし進行すると舌炎になり痛みを伴います。
誤って舌を噛んでしまった時に患部が内出血を起こすことで発生します。
舌に幅2mm前後の白い網状、レース状の模様が現れます。進行すると周囲が赤みを帯び熱を持ち患部に触れると痛みや出血を伴います。
原因は細菌性、外傷性、アレルギー性によるものや免疫力低下など様々あり特定は難しいですが不衛生による口内環境の悪化や喫煙が発生の引き金になると言われています。
米粒大の白いイボが単発で発生します。体に出来るイボと同じく良性の腫瘍で触れても痛みはありません。
歯磨き時の歯ブラシの接触や、噛み合わせの悪い歯が当たるなど継続的な舌への刺激が原因で発生することが多いようです。
舌の粘膜の一部に平べったい白い苔のようなものが現れ、イボ状に隆起することもあります。患部に触れても痛みを伴うことはありませんが、進行するとまれに赤みを帯びることがありこの場合は接触すると痛みがあります。
主に喫煙や歯磨きの時の歯ブラシなどの舌への継続的な刺激が原因と言われています。また、慢性的に発生する場合は前癌症状の場合があるので歯科口腔外科での専門医による診察が必要です。
舌の奥の方に15個ほど横に並んで発生している2mm前後の平べったい粒の名称です。これらは正常な組織の一部で病気ではありません。
基本的に舌のできものは歯科口腔外科での治療がおすすめですが、軽度の「舌炎」「血豆」などは市販の薬を使って自分で対処することができます。
軽度の舌炎であれば1週間前後で自然治癒しますが、症状が進行し潰瘍になって痛みを伴い食事が困難になってしまった場合、ぬり薬(軟膏)がおすすめです。抗炎症作用で痛みを抑え治癒を早めてくれる効果があります。ドラッグストアなどでも売っているので手に入れやすいのも魅力です。
食事後や就寝前に歯磨きをして口腔内を清潔にした後、1日数回使用します。より効果的に浸透させるコツは、潰瘍ができている箇所をティッシュなどで水分を取った状態で患部を覆うようにぬり薬(軟膏)をつけます。つけた後1時間は飲食は控えるようにしてください。
1日数回、殺菌作用のある洗口液でうがいをすることで炎症の進行を食い止め、口内環境を清潔に保つことでできものが発生しにくい状態をキープできます。
舌のできものの痛みが強く日常生活が困難な場合や慢性的に出来てしまう、原因が分からない場合は歯科口腔外科で専門医による診察を受けましょう。
設備や治療機器も整っているのでより早く安全に治癒することが可能です。
歯科口腔外科では厚生労働省が認可している「エルビウムヤグレーザー」を使用した治療を受けることができます。炎症を起こし潰瘍になっている患部にレーザーを照射して傷口を塞ぎます。表面組織のみに反応する高性能なレーザーなので治療時間も約3分と短いです。
また安全性も高く子供やお年寄り、妊娠中の方も治療を受けることができます。
「舌乳頭腫」など痛みのない良性のイボは歯科口腔外科で切除することができます。
自然治癒を待つこともできますがイボが。大き過ぎたり邪魔な場所にあったりして食事や会話の際に気になる場合は、30分ほどの手術ですぐに取り除くことができるのでおすすめです。
サイズの合ってない入れ歯が舌に刺激を与え続けることが一因となるケースがあります。また、詰め物、被せ物の銀歯の金属アレルギーの過敏反応ができものの原因となっていることがあります。
舌に当たらないように入れ歯を削って再調整したり、銀歯によってアレルギーが起こらないようにセラミック素材に変えたりすることで、舌にできものができない口内環境にする根本治療が可能です。
お口の痛みがひどく我慢できない!など、いざという時のために通いやすい地域で歯科口腔外科がある歯医者さんを探しておくと便利です。
口腔外科Bookでは、各地域でおすすめの歯科口腔外科がある歯医者さんを紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。
東京でおすすめの歯科口腔外科を↓↓↓のコラムで紹介しています。
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https://haisha-yoyaku.jp/口内環境の悪化や免疫力が落ちたときに突然発生する舌のできものは厄介な症状です。軽い症状なら自分で対処できることもありますが、思わぬ病気が隠されていることもあるので歯科口腔外科での専門医による治療が安心です。
舌のできものについて気になることがあれば、まずは歯医者さんに相談してみましょう。
1968年 東京歯科大学 卒業
1968年 飯田歯科医院 開院
1971年 University of Southern California School of Dentistry(歯内療法学) 留学
1973年 University of Southern California School of Dentistry(補綴学・歯周病学) 留学
1983年~2009年 東京歯科大学 講師
現在に至る