歯を失った際の治療方法として挙げられるインプラントですが、なかなか聞き慣れない言葉に具体的にどんな治療をするのかわからないという方もいらっしゃるかと思います。
そこで、この記事では心斎橋駅の周辺でインプラント治療が受けられる、評判の高い歯医者さんをご紹介いたします。疑問や不安なことも聞きやすい環境で落ち着いて過ごせる医院ばかりです。
また、インプラント治療を初めて受ける方に向けて、治療方法や費用ついて簡単に記載しています。各医院情報をご覧になる前に、そちらもあわせて見てみてください。
インプラントって何?
インプラントは治療名ではなく、歯ぐきに埋め込む器具の総称です。「フィクスチャー」、「アバットメント」、「上位構造」の3つからなります。
◆フィクスチャー(人工歯根)
フィクスチャーは人工歯根のことです。歯ぐきに埋め込む部分で、しっかりと骨に密着させるため、ネジのような形をしています。
◆アバットメント(連結部分)
アバットメントは、フィクスチャーと上位構造とを連結するためのものです。上位構造を支える役割もあり、かぶせ物がグラグラしないよう支えています。
◆上位構造(人工歯)
外側部分の人工歯を指し、かぶせ物のことを言います。金属やセラミックなど、使用する素材で治療の値段が変わります。
以上の三つをまとめてインプラントと呼びます。
インプラント治療について
診療科目は?
歯科口腔外科と混合されがちですが、インプラントと歯科口腔外科は別々に扱われることが多いです。歯医者さんのホームページの診療科目にも「インプラント」として別々に表記されるのが一般的です。
治療の流れ
ここでは一般的な「二回法」という治療方法について説明します。二回法とは二回に分けて治療をすることです。
~一次施術~
1.歯ぐきに局所麻酔を打ちます
表面麻酔などを使用して歯ぐきに麻酔を浸透させます。
2.フィクスチャーの埋入
フィクスチャーが入る程度に歯ぐきを切開し、抜歯します。一次施術では、フィクスチャーの埋入まで行います。
~二次施術~
3.アバットメントの装着
再度、麻酔と歯ぐきの切開を行い、アバットメントを取り付けます。
4.かぶせ物の装着
最後に、人工歯と呼ばれるかぶせ物を取り付けて終了です。
フィクスチャーと顎(あご)の骨をしっかりとなじませるため、一次施術と二次施術の間に数カ月ほど、さらに、アバットメントを装着したあとに1週間から1カ月半ほど安静期間を設けます。
インプラント治療のメリット・デメリット
メリット
●自分の歯のようにかむことができる
インプラントが骨にしっかり密着するので、グラグラとせず、安定感があります。
●感染リスクが少ない
二回法では顎の骨とインプラントが合わさるまで様子を見るため、感染リスクが抑えられます。
●隣の歯への負担が少ない
例えば、ブリッジという治療では、かぶせ物をする両隣の歯を削る必要がありますが、そういった負担をかけずに治療ができます。
デメリット
●メンテナンスが必要
メンテナンスに通う必要があります。必ず受ける必要があるというわけではないですが、メンテナンスを受けておくことでインプラントの寿命が10年から40年にまで延びるといったメリットがありますので、定期的に受けておくことをおすすめいたします。
●ある程度の治療期間が必要
二回法の場合ですと、半年ほど治療期間を要する場合がありますが、顎の骨とインプラントがしっかりと密着することで、感染のリスクをぐっと抑えることができます。
●複数の工程で費用がかさみがち
治療工程が複数にわたるため費用がかさみがちですが、中には分割での支払いが可能だったり、医療費控除が適用できたりする場合があるので、詳しい費用については通院された歯医者さんで問い合わせてみるといいでしょう。
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概要は以上となります。インプラントは希望する素材や費用によって治療方法が何通りにもなりますので、まずは歯医者さんで詳しくお話を伺ってみるといいでしょう。