歯科口腔外科でのレーザーによる口内炎の治療の特徴とメリット

歯科口腔外科でのレーザーによる口内炎の治療の特徴とメリット

口腔環境の悪化や免疫力の低下、食生活の乱れなどでおこる口内炎。痛みが強いときは食事することも難しくなることもあります。市販の薬で治そうしても、なかなか治らず長引いてしまうことも多いでしょう。

このように、非常に厄介な病気といえる口内炎ですが、歯医者さんに併設されている歯科口腔外科で治療が受けられることはご存知でしょうか?この記事では、歯科口腔外科で行われる口内炎の治療方法について、費用、メリットなどをあわせて詳しくご紹介します。

また、この記事から全国の口内炎治療が受けられる歯科口腔外科を検索・予約することができます。気になることがあれる方は、問い合わせてみましょう。

 

この記事の目次

1.歯科口腔外科で行う口内炎の治療

歯科口腔外科では専門の機器を用いた、効果が高いとされる口内炎治療が受けられます。歯科口腔外科でしか受けられない治療方法や費用、口内炎治療に関するさまざまなメリットについてもご紹介していきます。

1-1.治療法

歯科口腔外科での口内炎治療には下記のレーザー機器を使用します。レーザーの熱で患部のたんぱく質を凝固させ傷口をふさぎながら治療していきます。口内の粘膜だけでなく舌先や舌の裏側にできた口内炎を治療することも可能です。

エルビウムヤグレーザー

厚生労働省が認可した先進的なレーザー治療器です。従来のレーザーに比べ患部にピンポイントで照射できるため周辺への影響が少なく、組織表面の水分のみに作用するのが特徴です。そのため組織深部へのダメージが少なく、より痛みが少ない施術が可能です。

1-2 治療の流れ

施術はレーザーから目を保護するゴーグルをつけて行います。最初は治療の痛みを抑えるため遠めから患部と周辺に30~60秒間照射した後、患部に焦点を当て約60秒間集中的に照射して傷口を塞ぎます。治療にかかる時間は約3分です。

1-3 治療にかかる費用

口内炎治療は保険適用外で自費治療になります。費用は一般的に初診料込みで500円~3000円ぐらいと変動し、歯医者さんによって異なります。

2.歯科口腔外科で口内炎を治療するメリット

2-1 痛みが少なく副作用の心配がほとんどない

レーザー治療は痛みが少なくほとんどの場合で麻酔も必要ありません。また、後遺症や副作用の心配もほとんどなく、幼児、妊娠中の方、高血圧、ペースメーカーをつけている方でも治療可能になります。

2-2 治療時間が短く、治癒が早い

治療時間は3分前後と短く、体への負担が少ないです。また、レーザー治療直後から痛みが引く患者さんがいるなど、即効性も期待できます。さらに、レーザーを照射することで、細胞組織が活性化し治癒が促進される特徴があります。治療後に軟膏を塗る必要もありません。

2-3 費用は意外と安い

市販の口内炎治療の塗り薬や飲み薬は、1000円以上することもあります。エルビウムヤグレーザーの治療費は、初診料込みで1000円以下が相場であり、市販薬を長期間使用するよりも歯科口腔外科で治療を受けた方がトータルで見て治癒も早く、コストも抑えられるでしょう。

 口内炎は突発的に発生し、痛みが長期間続くこともあります。自分で市販の薬を塗ることで回復を待つ方法もありますが、悪化する場合や治癒するまで時間がかかる場合があるので、痛みが少なく治療時間が短い歯科口腔外科での治療がおすすめです。

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監修日:2016年06月02日
遠藤三樹夫 先生監修
経歴・プロフィール

出身校:大阪大学
血液型:O型
誕生日:1956/11/09
出身地:大阪府
趣味・特技:料理