親知らずの抜歯後、一番痛みを感じる時期は?いつまで続く?

繰り返される痛みから開放される、歯磨きが楽になる、小顔になれるかも!など、メリットも多い親知らずの抜歯。しかし、メリットを享受する前に抜歯を行わなければなりません。
メスや麻酔を使った外科手術で、その後の痛みを心配する声も多く聞かれます。抜歯はしたいけれど、痛いのが嫌で踏み切れないという方もいるほどですが、実際はどうなのでしょうか?

そこで、ここでは親知らず抜歯後の痛みのピークやいつまで続くのかといった情報や、痛みを和らげるコツについてお伝えします。
抜歯を迷っている方はぜひチェックしてくださいね!

親知らずの抜歯後、一番痛みを感じる時期は?いつまで続く?


この記事の目次

1.親知らず抜歯後の腫れや痛みのピークとは

ピークは2・3日頃に

歯茎を多めに切開したり周囲の骨を削る場合もあるなど、骨に埋まっていたり歯茎がかぶさっていたりすることの多い親知らずは、通常の抜歯よりも手間がかかります。

多くは日帰りですが、症状によっては1~2泊入院措置をとる場合もあります。

手術中はもちろん麻酔が効いていますので、痛いということはありません。術後も麻酔の効果が残り、痛み止めを処方されることが一般的なためすぐ痛み出すということもないでしょう。

しかし、歯茎やアゴの骨にダメージを負うこととなるため、落ち着くまでにしばらく時間が必要です。落ち着くまでの時間は人によって異なりますが、抜歯から2~3日頃までが痛みや腫れのピークといわれており、だいたい1週間ほどあれば落ち着くというパターンが一般的です。

腫れについては個人差が大きく、ほとんど分からないレベルから握りこぶしが入っているのではないかと思うようなものまでさまざまです。特に下顎の抜歯は腫れやすいですが、アゴだけでなく首の方まで腫れが広がるようなら夜中であろうとも緊急で歯科に受診されることをおすすめします。

2.抜歯後の腫れや痛みが続く期間

一週間は様子を見よう

薬を飲んでもジンジンと痛む、違和感がある、腫れが引かないという場合も1週間程様子をみましょう。

また、抜いたところだけでなく今まで圧迫されていた隣の歯も同時に痛む場合がありますが、こちらは1週間から1ヶ月程度様子をみてみましょう。
傷口や歯の並びが治まるにつれて痛みが小さくなるようなら問題ありません。

上顎よりも下顎のほうが腫れや痛みが強く、歯が骨に潜っているほど長引く傾向がありますので、事前によく親知らずの状態を知っておくと状態を把握しやすいでしょう。

3.親知らず抜歯後の痛い時期を和らげるコツ

3-1 痛み止め

手術中は麻酔が効いており痛みは抑えられていますが、麻酔が切れて痛みを伴う場合には、処方されている痛み止めを指示された通りに飲むことが大切です。

しっかりと時間を守っていれば麻酔が切れる前に飲み始め、効き目が切れる前に追加の薬を飲むため、常に痛み止めに守られていることになるので、大きな痛みを感じることは少ないでしょう。

3-2 向いている食べ物

薬で痛みがなくても、術後すぐからいつも通りの食事をすることはおすすめできません。柔らかいものや、傷口に触れないような大きさのものを心がけましょう。

具体的には、術後すぐのご飯は飲むゼリーや流動食、おかゆなど飲み込めるようなものをおすすめします。
その後は、様子を見ながら柔らかく刺激の少ないものを中心としたメニューを考えます。豆腐や雑炊などあまりかまなくてもいいものを傷口とは反対側で噛んで食べましょう。

うどんなどの麺類もよく推奨されていますが、長いままだと口に入れた際、傷口に当たり痛む可能性もあるため短く切って食べることをおすすめします。
また、一味やネギなどの薬味や、あまり味付けの濃いものは刺激となるため遠慮しておきましょう。

3-3 歯磨きは指示通りに

術後であっても歯磨きなど口内のお手入れは必要です。やり方はいつものではなく、担当の歯医者さんや歯科衛生士さんから指示があるので必ず従いましょう。

基本は、過度な歯磨きや、うがいは控えます。次の日からは歯磨きを再開しますが、奥歯を磨くときには、患部を触ってしまわないよう注意が必要です。歯磨き粉について指示してくれる先生もいます。

また、うがい薬を処方されることがほとんどですが、勢いよく口をゆすぐと傷を覆っている血餅がはがれてしまうためNGです。歯磨きができない分、うがいでカバーしたいという気持ちもわかりますが、しっかり指示を守りましょう。

3-4 患部はそっとしておく

指はもちろん、患部を舌で触ったり吸ったりするのはやめましょう。

気になる気持ちはわかりますが、血餅が取れてしまったり雑菌が入り込む原因になったりとメリットは1つもありません。

3-5 入浴は控える

お風呂が習慣になっている方も腫れや痛みがあるうちはシャワーのみで済ませましょう。入浴すると血の巡りが活発になり、出血したり、痛みが出たりしやすくなります。

3-6 激しい運動も控える

激しい運動はお風呂と同じように血流が活発になり、出血や痛みの原因となる場合もあります。また、奥歯に力がかかることも多く、抜歯後におすすめすることはできません。

3-7 飲酒・喫煙もNG

飲酒や喫煙は傷の治りを遅らせ、痛みを長引かせる原因となります。

飲酒は血液量が増加し出血や痛みの原因となり、タバコのニコチンは血流を悪くし傷を治すために必要な栄養や酸素の供給を阻害します。

どちらも当日~3日程は控えるよう心がけましょう。

4.あまり続くならドライソケットの可能性も

4-1 ドライソケットとは?

歯槽痛や抜歯窩治癒不全とも呼ばれるドライソケットとは、歯を抜いた後の穴が正常な回復をみせないことで起こります。

通常は血餅という血の塊がかさぶたの役割をし、細胞や粘膜を増殖させ傷を埋めて元の状態に戻していきます。
しかし、何らかの理由で血餅が形成されない・はがれてしまった・細菌に感染したといった理由から、抜いたままの状態から回復せず骨がむき出し状態なのがドライソケットです。

さわれないほどの激しい痛みがあり、舌や飲食物などが当たると痛みが増します。一週間を過ぎても激しい痛みがある、抜歯直後よりも痛いといった場合は早急に受診することをおすすめします。

4-2 ドライソケットになりやすい行動

うがいや歯磨きの際に気をつけましょうと何度も念を押されるのは、血餅が取れてしまうのを防ぐためです。

予防法としては痛みを緩和する方法などでもお伝えした通り、舌や指で傷口に触らない、吸わないを徹底しましょう。また、喫煙の習慣がある方は、タバコを吸い込み、口内の圧が高まることで血餅が取れてしまうことがあり控えることをおすすめします。

また、免疫力が下がっている時にもなりやすいため、抜歯の時期にも注意が必要ですね。

まとめ

親知らずの抜歯後には痛みが伴いますが、コントロールできる場合がほとんどなのでご安心ください。大切なのは指示を守ることと、痛みのピークにはストレスなく過ごせるようスケジュールを調整すること。親知らずにお悩みの方はまず受診してみることから始めましょう。

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