顎関節症の原因の一つに噛み合わせの悪さがあります。症状を改善させるには、「スプリント」と呼ばれるマウスピースを使用します。カクカクと音が鳴ったり、痛みを伴ったりする症状をこれ以上悪化させないようにするために、この方法を用います。
また、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方にも、「歯の擦り減りの防止」というマウスピースならではのメリットがあります。
この記事では、顎関節症治療の中でも一般的な方法として用いられるマウスピースについて詳しく紹介していきます。
顎関節症の原因の一つに噛み合わせの悪さがあります。症状を改善させるには、「スプリント」と呼ばれるマウスピースを使用します。カクカクと音が鳴ったり、痛みを伴ったりする症状をこれ以上悪化させないようにするために、この方法を用います。
また、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方にも、「歯の擦り減りの防止」というマウスピースならではのメリットがあります。
この記事では、顎関節症治療の中でも一般的な方法として用いられるマウスピースについて詳しく紹介していきます。
この記事の目次
顎には関節円盤といわれる、関節と関節の間にあるクッションのような役割を担う部位が存在します。噛み合わせが悪いとこの部分が擦り減ってしまい、ズレが生じてしまうのです。関節円盤のズレは顎関節症の症状である、「カクカク音が鳴る」「痛みを感じる」という状態を引き起こしてしまいます。
顎関節症が悪化して顎の骨と頭の骨がこすれるような状態まで及ぶと、「ジャリジャリと音が鳴る」というところまで発展していきます。やがて骨が擦り減り、関節円盤が完全にズレてしまうと音まで止んでしまいます。
さらに、口が開けにくくなるような症状が起きてしまった場合は、顎関節症が悪化してしまったということを意味しています。
症状が悪化しないうちに一度、医師に相談することをおすすめします。
顎関節症を改善させるには、顎にかかる負担を軽減させることが重要です。歯科口腔外科ではスプリントと呼ばれるマウスピースを上顎の歯、もしくは下顎の歯に装着して正しい噛み合わせを保ちます。
スプリントは夜の就寝時に使用し、寝ている間に歯ぎしりをする癖がある人にも効果的な器具です。使用する期間は症状によって変わりますが、通常は8週間以内で効果が期待できます。
スプリントは夜間のみの使用で問題ありませんが、痛みがある方は日中も装着することで顎の筋肉の緊張緩和と、噛み合わせを改善させる狙いがあります。
この章では、歯科口腔外科で行われる顎関節症の改善策であるマウスピースの種類と値段についてお伝えしていきます。マウスピースにはいくつか種類があり、顎に感じる症状によって使用されるものが異なります。
顎の筋肉の緊張をほぐし、顎への負担軽減に役立ちます。噛み合わせの悪化による顎関節症治療を目的とした一般的なマウスピースです。
口の開閉時にポキッと音が鳴ったり、口が開かなかったりする症状のある方に向けたマウスピースです。関節円盤を正常な位置に誘導していくことが目的のマウスピースです。
マウスピースを用いても症状が改善されない場合、医師によって患者さんの顎を動かして改善を目指す運動療法「マニピュレーション法」があります。この方法を用いたあとに、再発を防止するために用いるのが、このマウスピースです。
スプリントは保険適用の3割負担ならば、「約5000円」の値段で作製できます。また自費診療の場合は「約1~3万円」という値段となっています。
※自費診療のマウスピースを希望する場合、値段は医院によって異なりますので、詳しくは医師に直接お問い合わせください
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https://haisha-yoyaku.jp/マウスピースを使った顎関節症の治療目的は、噛み合わせの改善にあります。治療に使われるスプリントと呼ばれる症状のレベルによって異なる種類のマウスピースがあります。顎の症状に悩まされている方は一度、歯科口腔外科が併設された歯医者さんを尋ね、医師の診断を仰ぎましょう。
1968年 東京歯科大学 卒業
1968年 飯田歯科医院 開院
1971年 University of Southern California School of Dentistry(歯内療法学) 留学
1973年 University of Southern California School of Dentistry(補綴学・歯周病学) 留学
1983年~2009年 東京歯科大学 講師
現在に至る