早めに検討しよう!奥歯を失ったときの部分入れ歯

虫歯など口内の問題で奥歯を抜歯しなければいけないこともあります。奥歯を失った場合、そのまま放っておくと噛み合わせの不具合や歯周病、周囲の歯の虫歯など、さまざまな問題を引き起こすことも!ここでは、奥歯の抜歯後の状態や部分入れ歯のことについてお話ししていきます。

 

虫歯など口内の問題で奥歯を抜歯しなければいけないこともあります。奥歯を失った場合、そのまま放っておくと噛み合わせの不具合や歯周病、周囲の歯の虫歯など、さまざまな問題を引き起こすことも!ここでは、奥歯の抜歯後の状態や部分入れ歯のことについてお話ししていきます。

 

早めに検討しよう!奥歯を失ったときの部分入れ歯

この記事の目次

奥歯を抜歯することで引き起こされる問題点

1-1 食べ物を噛みすり潰す力が不足し胃腸の不調が起こる

抜歯で奥歯がなくなってしまうと、以前より奥歯で食べ物をよく噛みすり潰す力が弱くなってしまいます。例えば、奥歯が抜ける前の健康な状態の噛む力を10としたとき、下あごの奥から2番目の奥歯1本が抜けると、噛む力は7になるといわれています。

うまく咀嚼(そしゃく)できないまま食べ物を飲み込むことになってしまうため、毎日の食事で積み重ねていくと、年齢とともに胃腸の活力が落ちてきた場合には、胃腸に負担がかかることがあります。

 

1-2 失われた奥歯の場所に他の歯が動いてくる

奥歯が失われると、失った奥歯を補うために周囲の歯が動き出します。失われた奥歯の前後に生えている歯は、失われた歯の位置に倒れ込み、上下で対となる歯は空いた分だけ伸びるなど、歯並びが悪くなると、あごの動きの障害につながることがあります。

部分入れ歯などの義歯治療を行うときには、動いてしまった歯を元の場所まで戻さなければいけません。また、この状態がひどくなると部分入れ歯が作れなくなってしまう場合や、動いてしまった歯を大きく削る必要がでる場合もあり、ひどい場合は周囲の歯の治療までしなくてはいけないような状況におちいります。

 

1-3 周囲の歯が口内の疾患を引き起こすことがある

口内を清潔に保つためには歯ミガキも大切です。しかし、歯と歯を使って噛むことも、擦れ合うことで歯の汚れが取れるため、口内を清潔を保つのに役立ちます。歯が失われてしまうと残った周囲の歯でうまく噛むことができなくなり、以前より食べかすや汚れが残りやすく、虫歯や歯周病を引き起こしてしまう場合があります。

 

1-4 顔の形まで変わってしまうことがある!?

人の顔の形は顔の筋肉で形成されています。例えば、左側の奥歯が失われたときは、食事を右側の歯だけで食べてしまうようになるため、顔の筋肉の右側だけが使われ、右頬などに張りが出てきます。反対に左側の筋肉は食事のときにあまり使われなくなり、左側の顔の筋肉の張りは弱まり、顔の左右でゆがみが出てしまいます。

また、顔の筋肉バランスが崩れると、筋肉でつながっている頭・首・肩から身体全体のバランスまで崩れることもあるので注意が必要です。

 

1-5 無意識に歯ぎしりや食いしばりをする

噛み合わせの悪さや顔の筋肉バランスが崩れると、崩れたバランスをもとに戻すために無意識の歯ぎしりや食いしばりを行うことがあります。噛み合わせを整えるために歯ぎしりで歯を削ることや、あまり使わなくなった顔の筋肉を食いしばりで動かすことなどが、例として挙げられます。

 

失われた奥歯の代わりは部分入れ歯がおすすめ!

部分 入れ歯 奥歯

 

2-1 部分入れ歯とは?

入れ歯の一種に部分入れ歯があります。奥歯を1本だけ抜歯したなど、部分的に失われた歯を補うために装着する入れ歯のことです。部分入れ歯は、歯の代わりの「人工歯」(じんこうし)、人工歯を支える土台の「床」(しょう)、入れ歯が外れないように他の歯に引っかけるとめ具の「クラスプ」といったパーツで構成されていて、使われる材質によって保険が適用されるかや金額が違ってきます。

 

2-2 部分入れ歯ができるまで

部分入れ歯を作り始めてから完成まで、2週間程度かかります。また、3~5回ほどの通院が必要です。
・あごの大きさに合わせたトレーをつくり、型取り材料をつかい実際に噛んでもらいながら歯の型取りをします。
・歯の無い部分に合わせて噛み合わせ材料を噛んでもらい、噛み合わせの型をつくり、咬合器(こうごうき)で噛み合わせの確認をします。
・部分入れ歯をつくり、患者さんの口内で試着します。ズレ、歪み、人工歯の並びなどもチェックして仕上げていきます。
・完成した部分入れ歯を装着して、違和感がないかを確認します。最終調整をして終了です。

 

2-3 金額で選ぶなら、保険適用の部分入れ歯がおすすめ!

保険適用の部分入れ歯は、保険の負担率が3割の場合、5千円~1万円程度です。金属製のクラスプ(フック)がつき、歯と歯茎を形成する床(しょう)はレジン(プラスチック)で作られています。部分入れ歯を装着したときの噛む力は健康な状態の20%~30%程度です。構造上、歯に貼りつく粘着物や噛み砕いて食べる硬い物は、噛んだときに入れ歯が動いてしまうことも多く、噛む筋肉のバランスを崩し、かたよった噛み癖がつくことがあります。

 

多彩なバリエーションが魅力、自由診療の部分入れ歯

3-1 見た目や付け心地で選ぶなら、自由診療の部分入れ歯!

金額は保険適用にくらべて高額ですが、見た目や付け心地で選ぶなら自由診療の部分入れ歯がおすすめです。種類が多彩で材質や金額に違いがあります。部分入れ歯の使い方や装着したときに気になること、金額のことなどを歯医者さんに相談しながら、自分に合ったものを検討していきましょう。

 

3-2 歯や歯茎の色に合わせたクラスプが付いた「スマイルデンチャー」

スマイルデンチャーは、歯や歯茎の色に合わせてプラスチックの材質でつくられたクラスプが付いています。歯や歯茎に合せた色によって、口元からのぞくクラスプが目立たなくなり、歯が見える笑顔の状態でも、自然な見た目に近づきます。クラスプ以外は、保険適用の部分入れ歯と同じ構造です。自由診療では、8万円~30万円程度になります。

 

3-3 強い噛む力も受け止める「金属床」

金属床の部分入れ歯は、入れ歯がよく壊れるなど、噛む力が強い患者さんに向いています。金属製の床は、コバルトクロム、チタン、白金加金など、材質によって薄く作ることもでき、食べ物の温度も感じやすいため、装着時の違和感は従来の部分入れ歯よりも少なくなります。自由診療の費用の目安は、25万円~35万円程度です。使う人により、金属アレルギーを起こすことがあります。

 

3-4 クラスプを使わずにはめ込み式の装置を使う「テレスコープデンチャー」

テレスコープデンチャーは、周囲の歯にひっかけるクラスプを使わずに、残っている歯に金属製の冠を被せて支えにする入れ歯です。クラスプによる見た目の印象の悪さや、噛むときに動いてしまうことや外れやすいことといったデメリットが改善されます。ただし、装着のためには支えに使う健康な歯を削る必要があります。また、一度作ると作り直しが困難です。自由診療では、冠を被せる歯の本数によって金額が違い、冠は1本に付き10~20万円、最低2本以上から。本体費用60〜70万円として、合計100万円以上かかります。

 

3-5 磁力で着脱できる入れ歯「マグネットデンチャー」

マグネットデンチャーは、入れ歯に埋め込んだ超小型磁石と、土台となる歯根に入れた磁性アタッチメント(キーパ)の磁力により、入れ歯を吸着させる部分入れ歯です。しっかりとした固定力がありながら取り外しもしやすく、クラスプがないため周囲の人に入れ歯をしていることを感じさせず自然な見た目をつくります。また、歯根がない場合は、インプラント(人工歯根)をあごの骨に埋め込むことでマグネットデンチャーを装着できます。
磁石を使うため、磁気アレルギーのある方は利用できません。自由診療では、磁性アタッチメントの費用が5~10万円程度、入れ歯の費用は別途かかります。

 

毎日のお手入れが大切!部分入れ歯のお手入れ

部分 入れ歯 奥歯

 

4-1 食後に歯を外して洗いましょう

入れ歯専用歯ブラシを使って、食後に外してからブラッシングで汚れを落としましょう。口内用の研磨剤入り歯みがき粉を使うと、部分入れ歯が傷ついて、逆に汚れがつきやすくなることがあります。

 

4-2 寝るときは外す!そして水に浸けおきしましょう

口内で使う入れ歯は乾燥に弱い材料でできているため、乾燥するとひび割れの原因になります。部分入れ歯を外し水に浸けてから寝るようにしましょう。また、寝ている間に入れ歯を飲み込んでしまうこともあります。小さい部分入れ歯は要注意です。寝るときは必ず外すようにしましょう。

 

4-3 部分入れ歯専用の洗浄剤を使いましょう

部分入れ歯は使用してそのままにしておくと、付着した食べかすや細菌が原因でカビてしまうことがあります。もしブラッシングだけではとれない汚れがある場合は、洗浄剤できれいにしましょう。ただし、洗浄剤によっては部分入れ歯を変色させることもあります。使用している材質に合った洗浄剤を使うことが重要です。

 

4-4 もし、入れ歯が割れてしまったら!?

落としたりぶつけたりして入れ歯が割れてしまったときは、工作用の接着剤などで修理しないようにしましょう。自己流で修理するとズレや歪みが生じ違和感がでます。その後、歯医者さんで修理をしようとしても、元の状態に戻せないというケースも少なくありません。
また、壊れていなくても、使っているうちに金具のクラスプ(バネ)が緩くなることがあります。装着したときに違和感がでてきたら、歯医者さんに相談しましょう。入れ歯の状態を確認してもらい、クラスプを締めるなどの処置をしてもらう必要があります。

 

まとめ

奥歯がなくなると、胃腸や顔など口内以外にも悪い影響をおよぼすことがあります。長い時間そのままにしておかないで、部分入れ歯を検討しましょう。部分入れ歯にはたくさんの種類があり、口内の状態や好み、使用状況に応じて、自分に合った入れ歯を選べます。ただし、保険適用のものか自由診療のものか、材質や取り付け方の違いなどで、金額が大きく違ってきます。金額、見た目、装着感といった点を総合的に判断しながら、歯医者さんのアドバイスのもと、納得のいく部分入れ歯を選んでいきましょう。

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