総入れ歯にかかる費用は?保険を使って購入が可能?

総入れ歯 費用

総入れ歯を作ることを検討されている方にとって、費用についてや保険がきくかどうかはとても重要な問題といえるでしょう。ここでは総入れ歯を取り付ける際の費用、保険適用が可能かどうかに加えて、総入れ歯を作る場合にどんなことに注意すべきかについても解説します。総入れ歯を装着する場合の参考にしてください。

 

総入れ歯にかかる費用は?保険を使って購入が可能?


この記事の目次

総入れ歯を導入する流れと費用

1-1 歯の健康状態を確認

総入れ歯とは、すべての歯を入れ歯にするということです。

しかし、何本か歯が残っている状態の場合、残っている数本の歯は歯周病にかかっている可能性があります。進行しているケースも多いため、入れ歯を取り付ける前にきちんと治療することが重要となります。特に残っている歯を維持したまま入れ歯を入れるときは、この歯に装着器具をひっかけて固定するため、残っている歯が丈夫であることが必要です。

 

1-2 歯型の採得

総入れ歯を作るまでにはいくつかの過程を経る必要があり、すべての工程が終わるまでには1カ月ほどかかります。最初の工程は歯形を取ることです。ぴったりの入れ歯を作るためには欠かせない工程であり、この歯形をもとに作り、噛み合わせを調整していくことになります。

 

1-3 気になる費用は

保険を適用して総入れ歯を作る場合、一般的な総入れ歯の治療費用はだいたい8000~9000円になります。しかし、人工歯の素材を変えたり、歯茎と接する面の素材を変えたりすると保険適用外となるため、費用がまったく変わってきます。ものによっては10~100万ほどすることもあるため、保険適用外のものを使う場合は予算を考えて調整しましょう。

 

1-4 通院回数は

総入れ歯は部分入れ歯と違い、全ての歯を入れ歯にするために口内との接地面も大きくなっています。最初に歯型を取り、そのあと噛み合わせを確認し、フィットしているかどうか試したり違和感がないかどうかをチェックするため、5回程度の通院が必要となるでしょう。噛み合わせのチェックを怠り、合わない入れ歯をつけてしまうと口内に大変な負担がかかります。慎重に進めてもらいましょう。

 

総入れ歯に保険は使える?

総入れ歯 費用

 

2-1 材質によって保険適用となる

総入れ歯は、素材を選ばなければ保険適用内で治療することができます。この場合入れ歯の素材はプラスチックと決まっています。しかし保険適用外であれば、義歯床や人工歯を金属などのほかの素材にできます。これにより、汚れにくくなったり、強度が高まったり、軽くなったりするメリットがあります。ただし保険適用外のものを使用する場合は金額も高価になるので、よく考えて決めましょう。

 

2-2 使用時のメリット

保険適用内で治療するいちばんのメリットは、値段を安価にすませられることでしょう。保険適用外で治療すれば10万円以上かかってしまいますが、適用内であれば1万円以内におさめることも可能です。ほかには、プラスチックを使用しているため、金属アレルギーの方も使える場合があるという点もメリットのひとつです。

 

2-3 使用時のデメリット

保険適用内の場合、汚れがつきやすく落ちにくいです。そのため、食事のにおいがつきやすく、においが気になるなどの弊害が出ることもあります。また、保険適用外のものに比べると強度が劣ります。金属製のものに比べて耐久性が低いため、日々の生活のなかで変形しやすくなることがデメリットです。

 

2-4 医療費控除は受けられる?

総入れ歯は医療費控除を受けられます。医療控除というのは自分、あるいは家族に医療費がかかった場合に所得控除を受けられることです。これを利用すれば、総入れ歯にかかる金額が大きくなってしまったとしても、多少戻ってくることがあります。ただし、医療控除を受けられるのは、年間に10~200万かかった世帯のみです。

 

メンテナンスと費用

3-1 メンテナンスを行う理由

総入れ歯を装着する場合は、定期的にメンテナンスを行うことがとても大切になります。口内の状態は日々変わるため、入れ歯が合わなくなってしまうことがあるからです。しかし、合わなくなるたびに入れ歯を作り直していては費用も膨大にかかるうえ、維持が難しくなってしまいます。そこで定期的にメンテナンスをおこなって微調整することで、長期にわたって総入れ歯と付き合っていくことができるようになります。

 

3-2 1回にかかる費用

1度のメンテナンスにかかる費用は約12,000円ですが、歯医者さんごとに違うため、かかりつけのところで相談してみてください。保険適用内で作ったものは強度の面でもこまめなメンテナンスが必要ですが、保険適用外で作ったものは強度もあり、汚れにくいために保険適用内で作ったものに比べてメンテナンスが少なくすみます。

 

3-3 メンテナンスを怠ってしまうと

メンテナンスは個人の裁量に任されているため、不具合が起きていないときに通院するのは面倒に感じる方もいるのではないでしょうか。

しかし、定期的なメンテナンスを怠ってしまうと、さまざまな弊害を引き起こします。たとえば歯茎と入れ歯が合わなくなり、食べ物がはさまったり、痛みが生じたりしてしまうようになる可能性があります。また、違和感をそのまま放置しておくと入れ歯がずれてしまい、作り直さなければならなくなることもあります。保険適用内であればまだ安価ですみますが、自費で作った場合は高額になってしまいます。定期的なメンテナンスを怠らないようにして、余計な手間や経済的負担を増やさないようにしましょう。

 

3-4 メンテナンスの手順

入れ歯のメンテナンスはいくつかの手順を踏んで行います。まず、残った歯が入れ歯の下で歯周病やむし歯になることを予防するために、総入れ歯をつける土台となる口内を丁寧に洗浄します。次に歯茎の健康をチェックし、むし歯や歯周病になっていないか確かめます。入れ歯がずれることで食べかすや汚れが溜まってしまい、菌が繁殖してしまうことがあるため、入れ歯と接触する部分は丁寧に確認しましょう。このほか、歯肉部分をマッサージや歯磨きの指導などが行われます。

 

修理費用について

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4-1 プラスチックタイプ

保険適用内で総入れ歯を作った場合、自費で作ったものに比べて強度の面で劣ってしまいます。そのため、入れ歯が割れて、壊れてしまうこともあるでしょう。しかし保険適用内で作った入れ歯は修理も安価ですませることができます。安ければ数千円、高くても1万円程度ですませることができるでしょう。

 

4-2 金属タイプ

保険適用外で作成した総入れ歯は保険がきかないため、値段が高くなってしまいます。使っている素材にもよりますが、数万~数十万はかかることでしょう。ただし、保険適用内のプラスチック製に比べると強度が高いので、修理の回数は少なくてすむことが多いです。

 

4-3 修正費用における医療費控除

自分や家族が治療などを受けて医療費が10万円以上発生した場合、医療費控除を受けることができます。入れ歯を作ったときにかかる費用はこの医療費控除に該当しているため、申告するのを忘れないようにしましょう。医療費控除は保険適用内で作った入れ歯だけに限らず、適用外で作ったものも該当します。適用外で作ると高額になるので、医療費控除を利用するようにしましょう。

 

4-4 寿命について

定期的にメンテナンスを行ったり、修理を繰り返すことで入れ歯を長持ちさせることができますが、年数が経過すると少しずつ外れやすくなったりにおいが気になるようになります。入れ歯にも寿命があり、平均的には3~5年が寿命の目安で基本的に10年以上持つことはほとんどありません。もし10年以上使っている方がいるとしたら、一度歯医者さんで診てもらい、新しいものを作り直すなどの処置が必要になります。

 

保険適用外となる総入れ歯とは

5-1 チタン床

保険適用外となる総入れ歯の素材にはざまざまなものがあり、人工歯はもちろん、義歯床の素材も選ぶことが可能です。チタン素材はインプラントにも使われる金属であり、金属アレルギーが気になる方でも使える可能性が高く、変形しにくい素材のため薄く作ることができるので入れ歯をつけたときの違和感も軽減できるというメリットがあります。また、汚れにくいことも大きな魅力といえるでしょう。

 

5-2 貴金属床

貴金属を使った義歯床は、細かい加工しやすい素材のため、口内にきちんとフィットする入れ歯を作りやすくなっています。また、腐敗したり変色することもないため、体に悪影響を及ぼす可能性が著しく低いとされています。

 

5-3 コバルトクロム金属床

コバルトクロムと呼ばれる金属は、薄く作れることが特徴の素材です。義歯床が薄くできていると、入れ歯を装着しているときの違和感が減ったり、食べものの温度を感じやすくなったりするため、より自然な状態を楽しめるようになります。金属の義歯床はほかにもいくつかありますが、なかでも最も安価で作れるものが、このコバルトクロムです。

 

5-4 スルフォン床

スルフォンはレジンの一種です。汚れがつきにくいという特徴があります。長期間使用しても、においがつきにくいという特徴があります。またスルフォンは熱湯にも耐えられるため、熱湯消毒することも可能です。強度もあるので長期間使用するのに向いているでしょう。

 

まとめ

総入れ歯の費用は使う素材によってさまざまです。特にプラスチック製のものは保険がききますが、金属などを選ぶと保険適用外になり高額になります。適用外の素材は適用内の素材に比べて機能性が優れているために、高額を支払って適用外のものを選ぶか、安価に保険がきくものを選ぶかは個人の選択によって変わってくるでしょう。それぞれのメリットデメリットをしっかりと把握し、歯医者さんと相談しながら決めるようにしましょう。

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