はちみつで口内炎は治せるのか?その驚きの効果と秘密

はちみつで口内炎は治せるのか?その驚きの効果と秘密

はちみつが口内炎に効果があるという話を聞いたことはありませんか? 薬ではなく自宅にあるもので口内炎が治せれば便利ですよね。

ただ、一方ではちみつは効果があっても口内炎に塗るとしみるという声もあります。はちみつは口内炎を治す方法として得策なのでしょうか?

この記事では、はちみつの口内炎に対する効果について疑問をお持ちの方に、はちみつと口内炎の相性を紹介していきます。はちみつの効果やその塗り方、気になる評判などさまざまな角度から紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

この記事の目次

1.はちみつは口内炎に効果的

はちみつは口内炎に効くと言われています。その裏付けとしてサウジアラビアでは研究者の実験により、薬では口内炎が治るまで数日かかるが、はちみつでは1日で治るという結果が報告されています。

また、厚生労働省が定めた「日本薬局方」にもはちみつは口内炎に効くと記載されています。このように、はちみつには口内炎の治療薬を越えた効果があるということが世間で認められています。

ただ、これはあくまで民間療法的にはちみつは口内炎に効果があるという伝承によるところが大きく、医学的に確実に効果が立証されているというわけではありません。また、口内炎の種類が様々で、はちみつを試してみても効かないということは当然あるでしょう。治りが悪い口内炎に関しては歯科口腔外科のある歯医者さんなどで診てもらうことをおすすめします。

2.はちみつのメリット・デメリット

2-1 はちみつの効果(メリット)

はちみつが口内炎にもたらす効果として下記のようなことが期待できます。

  • 強い殺菌作用
  • 粘性により口内炎をカバー

はちみつには強い殺菌作用があります。ビタミン・ミネラル・アミノ酸などを多く含んでおり、それらに殺菌・消毒・消炎の働きがあります。

口内炎ができる大きな理由はお口の中の細菌が原因なので、殺菌作用の強いはちみつが口内炎に効果的であると言われています。

また、はちみつには粘性があるため、口内炎に塗ると外部からのダメージや細菌の進入を防ぐとも言われています。

2-2 はちみつを塗ると痛みを感じる(デメリット)

はちみつの性質が酸性であるため、痛みを伴います。はちみつは口内炎に効果的と言われています。手順としては簡単で、はちみつを患部に塗り込んでいくだけですが、同時に痛みも伴います。これは、はちみつの性質が酸性であるためです。

はちみつと言えば甘い印象があると思いますが、実際には酸性ですので口内炎と接触した際に痛みを感じます。これは、はちみつの持つ高い殺菌力が口内炎に働きかけているためで、効果が表れている証拠でもあります。

基本的に時間が経つと痛みは落ち着いてきますが、特に痛みを気にする方は、はちみつを水で薄めることをおすすめします。8倍から10倍で薄めると比較的痛みを感じることがなく、口内炎への効果も十分期待できるでしょう。

3.口内炎の原因

口内炎ができる原因を下記のように2つに分けて考えてみました。

  • 外的要因→細菌が傷口など弱った部分へ進入
  • 内的要因→ストレスや疲れ

そもそも口内炎の原因とは一体何かについて触れておきます。口内炎が出来る原因は2-1で述べていますが、端的にまとめるとお口の中の細菌が原因です。口の中には常在菌という善・悪の細菌や外部から入ってくる細菌が存在します。普段はこれらの細菌への抵抗力

が強いのですが、ストレスや疲れによる免疫力の低下や口内に傷が出来ると口の中の細菌に抵抗できなくなり口内炎ができてしまいます。このように口内炎はストレスや疲れによる内的要因と口内の傷などによる外的要因という大きく2つの要因にも関係しているのです。

4.はちみつは否定的な意見もあり

4-1 はちみつの評価は賛否両論

ここまではちみつは口内炎に効果的な食材として記述してきましたが、一方ではちみつを塗っても口内炎に効果がなかったという意見もあります。つまり科学的には根拠のある内容ですが、実際にはあまり効果が出なかったという方もいるということです。

また、はちみつを塗る際には痛みが伴うため、市販の治療薬を使用した方が良いという意見をお持ちの方もいらっしゃいます。

4-2 口内炎に効果的な、はちみつ以外の食材

はちみつ以外には以下のような食材が口内炎に有効とも言われています。

はちみつと同様に殺菌作用があり、塩水でうがいをすると効果があると言われている。

梅干し

はちみつと同様に殺菌作用があり、果肉で口内炎をカバーして使用する。

ココア

ココアには傷口を治す亜鉛や鉄分が豊富ではちみつに練り込むとより効果的であると言われている。はちみつは口内炎に対して効果があると一般的に言われていますが、はちみつを使った方が良いか悪いかは賛否両論です。特に治りが悪い口内炎に関しては歯科口腔外科のある歯医者さんに相談することをおすすめします。

ただ、はちみつは口内炎がある時のみ効果的なわけではありません。はちみつは非常に栄養分が多く、殺菌力もあるので口内の健康を保つのにとても優れています。口内炎の治療薬としてだけではなく口内の予防にも適していますので、健康的なお口を維持するためにはちみつを使ってみても良いかもしれません。

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監修日:2016年07月19日
遠藤三樹夫 先生監修
経歴・プロフィール

出身校:大阪大学
血液型:O型
誕生日:1956/11/09
出身地:大阪府
趣味・特技:料理