睡眠不足や偏った食事が続くと、いつの間にかできている口内炎…食事や会話のたびに、痛んで、イライラしてしまいますよね。歯ブラシが当たるのがイヤで、きちんと歯磨きができない方も多いのではないでしょうか。
そんな嫌な口内炎を少しでも早く改善するために、お家で手軽にできるセルフケアに加え、歯科口腔外科でプロが行う治療法についても紹介していきます。なかなか治らない口内炎で苦しんでいる方は、ぜひ参考にしてください。
睡眠不足や偏った食事が続くと、いつの間にかできている口内炎…食事や会話のたびに、痛んで、イライラしてしまいますよね。歯ブラシが当たるのがイヤで、きちんと歯磨きができない方も多いのではないでしょうか。
そんな嫌な口内炎を少しでも早く改善するために、お家で手軽にできるセルフケアに加え、歯科口腔外科でプロが行う治療法についても紹介していきます。なかなか治らない口内炎で苦しんでいる方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
この章では、口内炎を早く治すために注意すべきことや、家庭で手軽にできるセルフケアについてご紹介します。口内炎を早く治したい方は、ぜひお試しください。
口内炎を早く治すには、口内を清潔にすることが大切です。うがい薬を使ったうがいは、口内炎の改善に効果的です。30秒ほどのぶくぶくうがいを、起床後、食後、寝る前など1日に数回行いましょう。うがい薬がない場合には、水や、生理食塩水でも代用が可能です。
※アルコール入りのうがい薬には刺激が強いタイプのもあるので注意が必要です
塩辛いもの、すっぱいもの、唐辛子やわさび、からしなどの香辛料は、患部を刺激し、さらに口内炎を悪化させてしまいます。またアルコールやタバコも、粘膜を刺激してしまうので口内炎が治るまで摂取を控えましょう。
口内炎の改善にはビタミンの摂取が効果的です。うなぎや鶏・豚・牛のレバーや卵に多く含まれるビタミンB2は皮膚や粘膜を保護し、まぐろやレバー、バナナに多く含まれるB6は皮膚の再生を助ける働きがあります。また鶏レバー、うなぎや卵に多く含まれるビタミンAには皮膚や粘膜の代謝を活発にして抵抗力を高める働きが、豚肉や豆類、ハムなどに多く含まれるビタミンB1には、口内炎の原因ともいわれているストレスを和らげる働きがあります。これらのビタミンをできるだけ積極的に摂取することをおすすめします。
寝不足や、偏った食事は、免疫力を下げ、さらに口内炎を悪化させてしまいます。口内炎を早く治したいなら、きちんと睡眠を取り、規則正しくバランスの取れた食事を取ることが大切です。
口内炎になったら、とりあえず市販薬を試してみましょう。ステロイド入りの薬は、即効性があり、短期間で症状を改善してくれます。ただしヘルペス性口内炎やカンジダ性口内炎に使用すると悪化するので、注意が必要です。
最も一般的な、患部に塗るタイプのお薬です。
患部を刺激から守り、唾液による有効成分の流れ出しのない貼るタイプのお薬です。
飲むことで、体の中から口内炎の改善を図るお薬です。
非常に稀ですが、口内炎の中には、口腔癌など怖い病気が潜んでいることがあります。生活習慣を改善し、セルフケアに努めても、なかなか治らない場合は、やはり一度歯科口腔外科で診てもらいましょう。
レーザーを照射し、患部の表面にかさぶたを作ることで、痛みを和らげて治癒を促す治療法です。4~5分と短い時間で治療が終わり、痛みはほとんどありません。副作用もなく、2~3日で症状を改善してくれるので、頑固な口内炎でお悩みの方に、特におすすめしたい治療法です。
口内炎の種類を特定し、それぞれに合ったお薬が処方されます。一般的な口内炎には、炎症を抑えるステロイド入りのお薬(ケナログやアフタッチなど)が処方されます。
ただし、カンジダ性口内炎やヘルペス性口内炎にこれらの薬を使うと逆に悪化してしまうため、カンジダ性口内炎には抗真菌剤、ヘルペス性口内炎には抗ヘルペスウイルス薬を処方することになります。
合わない入れ歯や矯正装置を調整し、先が尖った歯などをなだらかにするなど、口の中を傷つけて口内炎を招いている原因を取り除きます。ほとんどの口内炎の不快な症状は、生活習慣を見直し、口内を清潔に保つことで改善されます。また、市販の薬を服用することで、短い間に取り除くことも可能です。
ただし、なかなか治らない口内炎の中には、稀に癌や怖い病気が隠れていることがあります。いつもの口内炎とは、何か見た目が違う、治ってはまたできることを長期間、繰り返しているなどの場合には、できるだけ早く歯科口腔外科を受診しましょう。
【お口の粘膜異常、外傷などの相談・治療ができる歯医者さんを予約】
1980年 岐阜歯科大学 卒業
1980年 (医)友歯会ユー歯科 箱根、横浜、青山、身延の診療所に勤務
1984年~1994年 アクアデルレイ ダイビングショップ 非常勤スタッフ
1985年 コージ歯科 開業
1996年 日本大学松戸歯学部生化学教室研究生
~2002年 歯学博士
2014年 昭和大学 客員講師
現在に至る