口内炎を病院で治す利点とは?安全性の高い歯科口腔外科での治療

口内炎を病院で治す利点とは?安全性の高い歯科口腔外科での治療

口内炎は悪化すると患部に触れるだけで強い痛みを感じ、食事など日常生活も困難になってしまう厄介な症状です。そのような状態になった口内炎には病院での治療がメリットも多く、効果的であることを知っていましたか?

大きな病院に行かなくても歯医者さんに併設されている歯科口腔外科で最新機器を使用した効果的な口内炎治療を受けることができます。

この記事では 歯科口腔外科での治療法や、治療費、メリットなども詳しく解説していきます。

また、記事内から全国の口内炎治療が受けられる歯科口腔外科を検索・予約することができるので気になることがあれば問い合わせてみましょう。

この記事の目次

1.口内炎を病院で治療するメリット

口内炎ができてしまった場合、ケナログなど市販の口内炎治療薬を使用するのもおすすめです。ただ、痛みを我慢して自然治癒を待つよりも病院ですぐに治療した方が様々なメリットがありおすすめです。

口内炎治療が受けられる病院の探し方、どのような治療が行われるのか、メリットなども詳しくご紹介していきます。

1-1 何科を受ければいいの?

口内炎は歯医者さんに併設されている歯科口腔外科で治療を受けることができます。歯医者さんによっては歯科口腔外科を設けていないところもあるので受診する前に医院への確認が必要です。

1-2 歯科口腔外科で治療できる口内炎の種類と治療法

口内炎には大きく分けて3つの種類があります。

アフタ性口内炎

ストレスや疲労、口内環境の悪化、免疫力の低下などが原因で起こる口内炎です。

5mm前後のアフタ(白い膜の潰瘍)が口内、舌、歯茎などにも発生し、飲食などで接触すると痛みを伴います。

一般的な口内炎はこのアフタ性口内炎に分類されます。

カタル性口内炎

熱い飲食物で口内を火傷したり、入れ歯や矯正器具が粘膜に触れる刺激が原因で発生します。アフタ性口内炎のように1か所ではなく広範囲が赤くただれる炎症を起こすのが特徴で悪化すると潰瘍になります。

ウイルス性・カンジダ性口内炎

ヘルペスウイルスによって引き起こされる口内炎で大人よりも子供に発生することが多いです。他の口内炎に比べて症状が重く38℃前後の高熱が続いた後、数日後に口内炎が複数発生します。

またカンジダという真菌(カビ)が原因で発生するカンジダ性口内炎もあります。疲れなどで免疫力が落ちているときに口内の常在菌である真菌が異常増殖します。口内粘膜や舌に白い苔が広がり痛みや出血を伴います。

3種類の口内炎の治療法

3つの口内炎のうちアフタ性口内炎とカタル性口内炎は歯科口腔外科でのレーザー機器を使用した即日の治療が可能です。

しかしウイルス性・カンジダ性の口内炎は抗ウイルス薬や抗真菌薬の投薬治療でウイルス・真菌の増殖を抑えることが必要なので治癒まで1週間前後かかります。

また、ヘルペスウイルス性の口内炎の場合、数日間は高熱と強い痛みを伴うので衰弱するなど症状が重い場合は入院することもあります。

1-3 最新機器による効果的な口内炎治療

歯科口腔外科での口内炎治療は主にレーザー機器を使用した治療になります。レーザー治療は痛みが少なく、患部を焼き塞ぐことができるので治療後すぐに痛みが引く患者さんがほとんどです。

また、レーザーを照射することで組織が活性化し、治癒を促進する効果も期待できます。治療時間も約3分と短いのも特徴です。

1-4 高い安全性

レーザー治療は歯科口腔外科の専門医によって行われます。機器も安全性に重点を置いて設計されており、舌や歯茎などデリケートな場所にできた口内炎の治療も可能です。副作用、後遺症の心配もなく幼児や妊娠中の方も安心して受けることができます。

1-5 専門家によるカウンセリングも充実

歯科口腔外科では専門家のきめ細やかなカウンセリングを受けることができるのも魅力です。

治療だけでなく慢性的に発生する口内炎の原因を突き止め、口内炎が発生しないように口内環境改善のアドバイスや他に思わぬ病気が隠れていないかも調べてくれます。

2.歯科口腔外科での口内炎の治療方法

歯科口腔外科での口内炎治療はレーザー機器で患部を焼き塞ぐことで痛みを取り除きます。

ここからは使用するレーザー機器の特徴、治療の流れ、費用などを詳しく解説していきます。

2-1 エルビウムヤグレーザー

厚生労働省に認可された高性能な最新のレーザー治療器です。

口内炎など口内組織の治療以外にも虫歯治療や歯周病治療などにも使用されています。

このエルビウムヤグレーザーは従来の機器に比べピンポイントで患部の組織表面の水分にのみ反応します。そのため組織への熱のダメージが最小限に抑えられているので治療の痛みが非常少ないのが特徴です。

2-2 治療の流れ

レーザー治療は歯科口腔外科での診察後すぐ受けることができます。

虫歯治療と同じように診察台に寝て、レーザーの光から目を保護するゴーグルをかけて行います。

最初はレーザーの痛みを最小限に抑えるため遠目から口内炎の患部や周辺の組織に30秒ほど数回照射した後、口内炎の患部に1分間ほど集中的に照射して焼き塞ぎます。

痛みもほとんど無いので麻酔の必要もなく、およそ3分で施術が完了します。

2-3 費用

レーザー治療の費用は歯科口腔外科によって異なりますが初診料込みでおよそ600円~1000円前後です。

治療もほとんどの場合1回で済むので市販の口内炎用の治療薬を買って自分で対処するよりもコストパフォーマンスが良いと言えます。

3.歯科口腔外科を受診できる歯医者さんを全国から探す

お口の痛みがひどく我慢できない!など、いざという時のために通いやすい地域で歯科口腔外科がある歯医者さんを探しておくと便利です。
口腔外科Bookでは、各地域でおすすめの歯科口腔外科がある歯医者さんを紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。

3-1 東京でおすすめの歯科口腔外科

東京でおすすめの歯科口腔外科を↓↓↓のコラムで紹介しています。
歯医者さんごとの特徴やおすすめポイントが詳しく書いてあり、「自分に合ったいい歯医者さんは無いかな?」とお探しの方にお役立ち情報をお届けしています。
医院バナー_歯科口腔外科_東京

3-2 全国で歯科口腔外科がある歯医者さんを探す

北海道の歯医者さんを探す

宮城県の歯医者さんを探す

埼玉県の歯医者さんを探す

千葉県の歯医者さんを探す

東京都の歯医者さんを探す

神奈川県の歯医者さんを探す

新潟県の歯医者さんを探す

静岡県の歯医者さんを探す

愛知県の歯医者さんを探す

京都府の歯医者さんを探す

大阪府の歯医者さんを探す

兵庫県の歯医者さんを探す

岡山県の歯医者さんを探す

広島県の歯医者さんを探す

福岡県の歯医者さんを探す

熊本県の歯医者さんを探す

3-3 その他の地域の歯医者さん

全国の各都道府県で歯医者さんを検索できます。
https://haisha-yoyaku.jp/口内炎は疲労の蓄積や免疫力の低下などが原因で発症します。場合によっては、食事が困難なほど痛みが強いときもあり、早く完治させたいときは歯科口腔外科での治療がおすすめです。

歯科口腔外科での口内炎治療について気になることがあれば、まずは歯医者さんに問い合わせてみましょう。

監修日:2016年06月26日
飯田尚良 先生監修
経歴

1968年 東京歯科大学 卒業
1968年 飯田歯科医院 開院
1971年 University of Southern California School of Dentistry(歯内療法学) 留学
1973年 University of Southern California School of Dentistry(補綴学・歯周病学) 留学
1983年~2009年 東京歯科大学 講師
現在に至る

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