歯医者さんにおける滅菌・消毒の重要性

歯科医院では、菌などへの感染対策が徹底されているかがとても重要です。
器具に付着した唾液や血液をきれいに落とし、滅菌がしっかりされているか、また院内の清掃は行き届いているか、これらは良い歯医者さんを見極める、大きな判断要素になります。
この記事では、いい歯医者さんの見分け方、滅菌管理体制がなぜ必要なのか、実際の滅菌器具の説明や滅菌の流れについて紹介します。心配なく通える歯医者さんを見つける参考にしてみてくださいね。

 

歯科医院では、菌などへの感染対策が徹底されているかがとても重要です。
器具に付着した唾液や血液をきれいに落とし、滅菌がしっかりされているか、また院内の清掃は行き届いているか、これらは良い歯医者さんを見極める、大きな判断要素になります。
この記事では、いい歯医者さんの見分け方、滅菌管理体制がなぜ必要なのか、実際の滅菌器具の説明や滅菌の流れについて紹介します。心配なく通える歯医者さんを見つける参考にしてみてくださいね。

 

歯医者さんにおける滅菌・消毒の重要性

この記事の目次

1.あなたが通う歯医者さんの清潔さをチェック

1-1 まずは院内環境のチェックから!

ここでは、滅菌への意識が高く、清潔に保たれている歯科医院かどうかを見極めるポイントについて紹介します。最初のチェックポイントは、施設面と院内環境です。

 

・玄関のスリッパや下駄箱などがきれいに掃除されているか
入ってすぐの玄関は、まさに歯医者さんの第一印象だといえます。いつもきれいに掃除が行き届いていること、スリッパなどもボロボロになっていないことなどを確認しましょう。

 

・廊下などを見て、掃除がきちんと行き届いているか
廊下など、あまり人の目につかないところが、きれいかどうかも大切です。あまり目立たないところだからと、掃除が手抜きされているようなら、清潔さが行き届いているとはいえません。

 

・トイレが清潔に保たれているか
トイレに入ったときに臭いがしたり、汚れていたりするようなら、その病院の衛生管理が行き届いているとはいえません。ある程度こまめに清掃をしていないと、すぐに汚れや臭いがたまってしまうものなので、トイレの清潔さは大きな判断要素となります。

 

・スタッフの制服はきれいか
もしスタッフの制服が汚れているようなら、あまり衛生管理の意識が高いとはいえません。白衣は毎日洗い、清潔にしておく必要があります。明らかに汚れていたり、不潔な印象があれば、あまりその歯医者さんはおすすめできません。

 

以上のように、もし明らかに汚れた制服を着ていたり、トイレなどが臭ったりするようなら、院内の清潔さに関してちょっと意識が低いのかもしれません。あまり気にしすぎるのもどうかという気持ちもありますが、いつも汚いようなら、別の歯医者さんに転院することも考えたほうが良いかもしれませんね。

 

1-2 スタッフの立ち居振る舞いでも

スタッフがきちんと滅菌消毒などの意識を持っているかどうかは、スタッフが治療の際に「手袋をこまめに変えているか」がポイントとなります。
スタッフ一人ひとりの行動が感染症を予防する砦になりますので、面倒でも手袋を毎回きちんと変えているかは一つの基準になるのです。もし、患者さんが変わっても手袋を変えている気配がない、また、汚いものを触ったのにそのままの手袋を使用しているのなら、その歯医者さんの管理体制を疑った方が良いでしょう。
他にも、制服のままで昼食を食べに出ていたり、買い出しをしていないかなどもチェックの対象です。これらの行動がみられたら、滅菌への意識が低い証拠といえるでしょう。

 

1-3 ホームページなどでもチェックできる

最近の歯医者では、どんな滅菌消毒の設備を持っているのか、使い捨て器具を使うなどの対策をしているのかをホームページに記載していることがあります。滅菌設備の写真や、それらの設備に関して記載しているということは、「うちはは衛生管理にも力を入れていますよ」というアピールです。
基本的に、滅菌消毒の設備はほとんどの歯医者さんにあるはずですが、サイトを見ることで、特に強い意識で取り組んでいるかの判断をすることができます。

 

2.改めて知りたい、滅菌管理の必要性

2-1 歯医者ならではの治療内容が関係

歯科医院では抜歯したり、歯茎の部分を切ったりなどの外科的治療が多いです。その際に器具などに付着した唾液や血液が、菌などの感染原因になります。そのため、歯医者の衛生意識や滅菌対策は特に重要だといえます。器具の滅菌消毒はもちろんのこと、可能なものは使い捨てにするなど、対策が徹底されていて当然だと捉えましょう。

 

気持ちの面からも、他の人の口に入ったものがろくに消毒もされないまま自分の口に入るのは、不快なものです。それ以上に病気の感染原因ともなるリスクがあるので、歯医者さん選びには特に気を配っていきたいですね。

 

2-2 どんなリスクがあるの?

前述のように、滅菌管理が行き届いていなければ、細菌やウイルスなどに感染するリスクが出てきます。特に血液感染でもあるHIVやHBV、HCVやヘルペスなど、ウイルスなどの感染にはとにかく敏感にならなければいけません。特に命に関わる疾患には細心の注意が必要です。もし何かあれば、それは医療事故になります。そうならないためにも、確実にこれらのウイルスがうつらないような対策は必須といえます。

 

2-3 滅菌は消毒と何が違う?

私たちに比較的身近なのは消毒という言葉ではないでしょうか。では、滅菌と消毒は何が違うのか。ここでは、改めてその言葉の違いを知っておきましょう。

 

・滅菌
菌やウイルスをすべて殺した状態です。菌を滅ぼすと書いて滅菌ですので、菌を完全に死滅させた無菌状態をいいます。

 

・殺菌
1匹でもいいので、とにかく菌を殺すことが殺菌です。そのため、菌が残っていても殺菌と呼んでいいことになります。

 

・消毒
微生物の数を減らすことが消毒です。怪我をしたときなどに消毒液をつけますが、菌の数を減らすだけで、こちらも殺菌と同じくゼロという意味ではありません。微生物が減れば、それは消毒と呼んでいいことになります。

 

ちなみに、抗菌は菌の増殖を阻止することで、菌がゼロという意味ではありません。菌の数さえ増えなければ、抗菌と呼んでもいいことになります。

 

3.歯医者さんで使われる滅菌装置とは?

3-1 オートクレープ

診療で使うピンセットや口の中を除くミラーなど、金属でできた器具はこの機械に入れて滅菌します。高温高圧の空間を作ることで、菌が生存できない状態をつくり、付着した菌をすべて殺してしまうのです。

3-2 ガス滅菌器

オートクレープは高温、高圧の環境下で滅菌します。器具によっては高温に耐えられないため、高温の場所に入れられない器具のためにこのガス滅菌機を使用します。こちらは、特殊なガスで菌を殺すという仕組みです。費用面の負担の大きさから、導入している歯医者さんはまだまだ少ないようです。

 

3-3 タービンは専用の滅菌器で

歯を削るときに使うタービンがありますが、これを滅菌するのには専用の滅菌装置を使います。タービンは細かく入り組んだ作りになっており簡単には滅菌できません。すみずみまで滅菌できる機械として、タービン専用の滅菌器はとても重要なものです。

3-4 滅菌までの流れ

 

器具が滅菌されて患者さんの前に並ぶまでには、以下のような過程をたどります。

 

(1)まずは細かい汚れを落とせる超音波洗浄機にかける
器具には唾液や薬品、血液などが付着しています。簡単に下洗いしたあと、細かい汚れを落とせる超音波洗浄機にかけます。超音波洗浄機は超音波の振動で付着した汚れを剥がす機械です。菌を殺す効果はありません。

 

(2)滅菌器にかける
次に滅菌器にかけていきます。器具に合わせ、専用の滅菌器で菌をすべて殺してしまいます。

 

(3)滅菌パックして保管する
最後に、滅菌した器具を滅菌パックします。中には、布などに包んで保管することもありますが、専用の袋などで個装して保管するケースが多いです。

 

最終的にここまで完了させて、滅菌管理と呼べます。滅菌しても、パックなどをして滅菌した状態を保てていなければ意味がありません。滅菌パックの状態になっているかどうかも、滅菌管理の体制を判断する大切な要素です。

 

まとめ

滅菌管理が徹底されているかどうかまでは、患者さんからはなかなか見えづらいですよね。しかし、ちょっと気にしてみるだけで、良い歯医者さんを見分ける大きな判断要素にもなります。感染症のリスクを減らすためにも、この記事を参考に、きちんとチェックして歯医者さんを選んでみてはいかがでしょうか。

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