痛すぎる口内炎!しっかり対処して早期に治療しよう

口内炎の中には、痛すぎる重度の口内炎があります。ここではまず、強い痛みが発生する口内炎について、広くご紹介していきます。また、今なおその痛い口内炎に悩んでいるあなたのために、痛い口内炎の対処法についてお伝えしていきます。口内炎があるだけで、仕事や家事など他のことに手がつかないという人も多いですよね。できるだけ早く痛すぎる口内炎から解放されたい方のために、参考となる情報をご提供していきます。

 

この記事の目次

痛すぎる口内炎の正体・原因・特徴とは

1-1 潰瘍ができている

痛すぎる口内炎は、ほとんどの場合でクレーターのような潰瘍ができています。舌でなぞったりするとボコッと凹んでいて、飲食をすると強くしみて、口にするものも選ばなければいけない程になります。患部を見ると、黄や白などの色で覆われていて、膿んだような状態が確認できるはずです。これらの潰瘍の正体は、アフタ性口内炎などが一般的です。大きさは通常の口内炎よりも大きいこともあります。

 

1-2 症状は1週間ほど続く

通常、口内炎が完治するまでの目安は2週間ほどです。その中で、痛みのピーク期間は2,3日程度であることが多いようです。その間、しみたり痛んだりの不快感が続くので、患部を刺激しない食べ物を選ばなければいけなかったりと、生活に工夫を強いられます。

 

1-3 免疫低下の状態になっている

痛みの強い口内炎ができる場合、身体は免疫が低下している状態であることが多いです。風邪をひいたり、睡眠不足だったりと、生活が乱れていないか一度確認してみましょう。免疫の低下は、ストレスによっても引き起こされます。職場で嫌なことがあったり、つらい出来事などが、免疫低下の原因になっているのかもしれません。
食生活や睡眠時間に気をつけていても、ストレスで意外に免疫が落ちているということもあります。免疫を下げないようにうまく発散するなどしていきましょう。

 

1-4 ヘルペス性の口内炎も痛みが…

乳幼児の場合は、ヘルペス性歯肉口内炎も、痛すぎる口内炎の原因のひとつです。また、ヘルペスウイルスの場合は水疱が破れると激しい痛みを伴うこともあります。小さな子どもですので、痛みに耐えきれず泣いてしまったり、元気がなくなってミルクを飲まなくなったり、食事ができなくなったりすることもあります。ヘルパンギーナになった場合は39度などの高熱になることも多いです。数日で治まる熱とは言え、小さな子どもなので特に注意が必要です。

ヘルペス性口内炎は、完治までに1週間~10日くらいかかるのが目安です。脱水症状や栄養不足に注意するなどして、免疫低下を食い止め、なるべく回復を早めましょう。

 

痛すぎる口内炎ができた時の対処

2-1 刺激を与えないようにする

とにかく痛い口内炎ができたら、患部に刺激を与えないことを最優先にしましょう。アルコールや喫煙なども患部に刺激を与えて回復を遅らせたり、炎症を悪化させたりする原因となります。また、飲食についても注意が必要です。
以下のような飲食物は控えるように注意してください。

 

・トマトやレモンなどの酸味のあるもの
・コーヒーなどのカフェインが含まれるもの
・熱すぎるものや冷たすぎるもの
・お煎餅や魚の骨など、バリバリとして粘膜を刺激するもの
・砂糖がたっぷり使われたお菓子
・唐辛子などの患部を刺激するもの
・塩分の多い味つけの濃いもの

 

コーヒーなどのカフェインはしみないかもしれませんが、炎症にとってはよくない刺激となります。そのため、強いカフェインが入ったコーヒーは避けるようにしてください。また、砂糖がたっぷりと入った食べ物は、口内炎の改善に必要なビタミンを奪います。そのため、砂糖がたくさん入った食べ物は避けるようにしましょう。
もし食べるのであれば、以下の様なものがおすすめです。

 

・柔らかく煮たうどんなどの麺類
・野菜スープやポタージュ
・口内炎にいいビタミンB群が豊富なバナナジュース
・お豆腐料理

 

ポイントは、出汁をきかせて味つけを薄めにすること。柔らかく煮て、口の中の刺激とならないようにすることが大切です。

 

2-2 ビタミンの摂取を積極的に

栄養バランスの整った食事はもちろんですが、ビタミンや鉄分の摂取も積極的にしましょう。ビタミンの中でもビタミンCは数時間で体外に排出されてしまうものです。こまめな摂取が必要ですが、仕事などが忙しいとそういうわけにもいきません。この場合は、食事だけでなくサプリメントなどを利用して、賢く効率的にビタミンを摂取するようにしましょう。

 

また、タバコを吸ったり、糖分を摂りすぎたりするのにも注意が必要です。口内炎の改善に必要なビタミンを失ってしまうことに繋がりますので、口内炎があるときだけでも、禁煙したり、糖分を控えたりするように心がけるようにしてください。ビタミンは不足しがちな栄養素ですので、過剰摂取はいけませんが、積極的に食事から摂るように習慣づけるようにしてくださいね。

 

2-3 十分な睡眠を取る

寝ている間に細胞は修復されるため、少しでも潰瘍が改善するように睡眠をしっかりと取ることも大切です。疲労感なども解消されて免疫力も高まり、口内炎の悪化を防いで回復を早めることができます。寝不足気味だったのであれば、しっかり眠るだけでもだいぶ改善されることもありますので、どんなに忙しくても睡眠時間をしっかり確保しましょう。

 

2-4 ストレスはためないように

ストレスが溜まると免疫が低下するので、できるだけストレスは溜めないようにしてください。日頃から対策をして、ストレス発散を適宜していきましょう。例えば、ストレス発散を生活習慣の一つにしてしまうのが楽でおすすめです。例えば、

 

・お気に入りの入浴剤でゆっくり湯船に浸かる
・就寝前にハーブティーを飲む
・寝る前には好きな小説を読む

 

などするといいでしょう。週末に友人とスポーツをするなど、ライフスタイルにストレス発散法を組み込んでしまうと、いつもストレスを溜めずに心軽くいられるでしょう。

 

特に注意!口内炎が痛い時に取りたい行動

3-1 水分摂取をしっかりと

口内炎になると、患部にしみるのがイヤで水分を摂らない人もいますよね。でも、それは口を乾燥させて口の中にばい菌を繁殖させる結果に繋がりかねません。口内炎を悪化させないためにも、痛くても水分摂取をしっかりと行うようにしてください。

 

3-2 食事を抜くのはNG!しっかり食べることから

口の中が痛いからと、食事を抜いてしまう人もいます。しかし、食事をきちんと取らなければ栄養不足になるのは時間の問題です。口内炎改善には十分な栄養素が必要なので、食事を抜くのは絶対にNGです。野菜をたっぷり入れたスープや、ビタミンが豊富なフルーツジュースなど、噛まずに食べられるものを用意して、必ず必要な栄養を摂取するようにしてください。

 

3-3 無理せず薬を使用して

口内炎でわざわざ薬を使うなんて…という人もいるかもしれませんが、無理せず口内炎の薬を使用すれば、痛みを緩和できます。パッチタイプなど、患部を覆って治せる薬なら、飲食物からの痛みや刺激から患部を守ることができるのでおすすめです。

 

3-4 お医者さんに相談するのもおすすめ

痛みがひどいということは、すでにある程度症状が重い状態であるといえます。そんな場合は我慢せず、早めに歯医者さんなどを受診するようにしましょう。結果として専門家にみてもらい、的確な診療を受けるのが、一番回復を早めるのは間違いないはずです。
仕事などが忙しくてどうしても病院に行けない場合もあるでしょう。しかし最悪の場合、ガンなどの可能性もゼロではありません。自分の身体を過信せず、2週間以上治らないようなら、どうにか都合をつけてすぐに診てもらったほうがいいです。

 痛すぎる口内炎はとても憂うつになりますよね。あまりに痛ければ、飲食もおしゃべりも気が乗らないつらい日々が続きます。この状態を打開するためにも、的確に対処して憂うつな状態から早く抜け出せば、つらい思いからは開放されることでしょう。いち早く改善したいなら、お医者さんに頼るのが一番です。「そのうち治るだろう…」と軽視したりせずに、早めに治療できるように行動してください。

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監修日:2017年06月08日
遠藤三樹夫 先生監修
経歴・プロフィール

出身校:大阪大学
血液型:O型
誕生日:1956/11/09
出身地:大阪府
趣味・特技:料理